耐震改修 再生する木造住宅

東日本大震災の１月ほど前に完成した耐震改修工事です。
今、もし工事をやっていなかったらと思うと本当にやって良かったと思います



この土地は建築法規上、建替えのできない土地であったので古くなった家の外壁から屋根まで剥がし、傷んだ柱や梁を交換する全体的な耐震工事でした



すでに漏水やシロアリでボロボロになっていました



建物を補強をしながら解体をしていたら
腐った梁が裂けて落ちてきました



重かった瓦も下ろして野地板の隙間から空が見えています。



土地が低く、床下も低いため周囲から湿気を呼んでいて、
土台が腐ったり、シロアリがきた痕がありました
湿気が土からあがってこないようにビニールシートを敷いて
配筋をして、コンクリートを打設しました



状態の良い柱や梁を残し



筋交いや金物で耐震の補強をします。





耐震改修工事と同時に部屋のレイアウトも変更して
以前よりより使いやすくなりました



もうここまで工事が進んでくると新築みたいですね


屋根にはしっかり遮熱シートや断熱材を敷き詰め



屋根は瓦から軽いコロニアルに変えました



この耐震改修工事によって耐震計算上で今の建築基準法と同等の強度になりました

３月の地震でモルタルの外壁にヒビが入ったのではと心配になったのですが全く問題なかったです

ここのお客さん以外にも建替えをしたくてもできない家族が大勢います。
自社物件以外にもメーカーからの仕事も増えてきました。
これからこういった耐震改修工事が増えていくのではないかと思います