広がりのある空間、増築リノベーション

増築リノベーション工事をしました。
お客さんと打ち合わせを重ね満足する仕上がりになりました

リノベーション前の部屋はこちらです↓↓↓


反対側↓↓↓


リノベーション後↓↓↓


閉鎖的なLDKに光を取り入れ、
階段ホールやバルコニー、離れの部屋と一体に見せることで広がりのある空間にしました。



奥行のあるLDKには広い開口の欄間付き窓、既存の壁の箇所も開口を作り、筋交いは更に強いものに交換。
調光ブラインドでやわらかな光を取り入れられます。



腰壁を低く抑え、テーブルから窓の外まで望むことができます。
階段照明をLDKのインテリアとして意匠性の高いものにし、リビングから見えるようにしました。



台所に窓がなかったので壁に小窓を作り繋がりを持たせました。
料理をしている時に壁だけに囲まれていると気持ちよくないですからね。



造作カウンターです。
足が当たらないようなカウンターの受け、
部屋に入った時に椅子に座るまでを考慮してカウンターを丸くしてあります。
足元が寒くならないように断熱スクリーンを使いました。



椅子に座ると正面がLDKです。
窓を全開にしていてもプライバシーが確保できます。



バルコニーはテーブルや椅子を置いて庭のように使えます。



バルコニーの保水タイルの気化熱とオーニングで
夏を涼しく快適に過ごせるように考えました。
また保水タイルがバルコニーの防水を保護するので防水の寿命が延びることも期待できます。



ちょっと窓があるだけで、その場所の雰囲気が変わります。



その部屋の用途やお客さんの好みに合わせ、家具や照明も選びました。
LDKとは違ったエレガントな雰囲気にしています。



ここから収納計画になります。
当初、既存の建物のLDKにも廊下にも収納がなかったので必要だと感じ提案しました。





クローゼットの中は各階打ち合わせをして最大限に活かせるように計画しました。
こちらは棚、布団を入れられる枕棚、ハンガーパイプは２段にして手前と奥で掛けることができます。

他にも多くの収納計画やインテリアの提案をさせて頂いて、
お客さんの声を聞いて一緒に作り上げたリノベーションになりました。
このような経験をさせて頂き本当に感謝しています。
気持ちの良い空間にいると心も晴れ晴れとしてきてきます。

また今回の照明はルイスポールセンのペンダント2台、テーブルスタンド1台を撮影用で使用しました。
オリジナルのLDK照明はこちらです。


この照明も可愛らしくて部屋に合っている思います。
明るさを比べるとオリジナルの方がはるかに明るいです。

ルイスポールセンのデンマークのメーカーで
照明は明かりが欲しいところを照らすので必要以上に明るくはないです。
とても光が柔らかく光と影のグラデーションが綺麗で癒されます。

最近は建売が多く、家を最初から考える機会が少なく感じます。
このブログを読んで頂いて家を造り手と一緒に考えていく楽しさを感じて頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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有限会社　大　路　工　務　店
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会社の事務所がもうすぐ完成

実家の一部を改築して
念願の工務店の事務所が完成します
忙しくて完成が遅れてしまったのですが、あとひといき

木の階段は父が作ってくれました。
今は階段も工場加工が多いので、
こうして階段を作る人はなかなかいないです。

事務所ができれば
ちょこ（犬）のハウスと同じ部屋じゃなくなるので
いままで以上に作業がはかどりそうです(笑)

耐震改修 再生する木造住宅

東日本大震災の１月ほど前に完成した耐震改修工事です。
今、もし工事をやっていなかったらと思うと本当にやって良かったと思います



この土地は建築法規上、建替えのできない土地であったので古くなった家の外壁から屋根まで剥がし、傷んだ柱や梁を交換する全体的な耐震工事でした



すでに漏水やシロアリでボロボロになっていました



建物を補強をしながら解体をしていたら
腐った梁が裂けて落ちてきました



重かった瓦も下ろして野地板の隙間から空が見えています。



土地が低く、床下も低いため周囲から湿気を呼んでいて、
土台が腐ったり、シロアリがきた痕がありました
湿気が土からあがってこないようにビニールシートを敷いて
配筋をして、コンクリートを打設しました



状態の良い柱や梁を残し



筋交いや金物で耐震の補強をします。





耐震改修工事と同時に部屋のレイアウトも変更して
以前よりより使いやすくなりました



もうここまで工事が進んでくると新築みたいですね


屋根にはしっかり遮熱シートや断熱材を敷き詰め



屋根は瓦から軽いコロニアルに変えました



この耐震改修工事によって耐震計算上で今の建築基準法と同等の強度になりました

３月の地震でモルタルの外壁にヒビが入ったのではと心配になったのですが全く問題なかったです

ここのお客さん以外にも建替えをしたくてもできない家族が大勢います。
自社物件以外にもメーカーからの仕事も増えてきました。
これからこういった耐震改修工事が増えていくのではないかと思います

室内に階段を作りました♪

室内に階段を作りました


普通の木造住宅の室内に階段があるのは普通ですか？
でも、こちらの家には室内階段がなかったんです
その代わりに外部階段がありました



↑昔の写真です。階段がないです。

もともと二世帯住宅だったので内部階段を作らず外部階段で行き来していたわけです

それが２階に住んでいた息子世帯の子供が大きくなり
部屋が足りなくなったのと
両親の世話をするために室内階段を頼まれました

新築ではなく
あとから室内階段を作ることができるのは
木造を良く知っているからこそできる仕事です


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