小屋裏 x 耐震 [耐震(診断・補強・補助金申請)]
小屋裏の耐震補強って知ってますか?
大路工務店で耐震診断する時は
小屋裏の梁、束の掛り方や下がっていないかなど状態を必ずチェックします
↑↑写真の束は斜めな古い屋根の上に立てられ、釘も2本しか止まっていない状態でした
束に柱を抱かせて母屋に乗せ、金物で抜けない補強しました
左側の梁に止めた金物は、古い屋根の梁が少ししか掛かっていなかったので
外れないように挟み込みように金物で補強しました。
小屋裏が高く広いのに雲筋違が少ないので揺れに強くなるようにして
下の階の負担が集中しないように荷重を分散させたりしました
小屋裏の耐震補強は耐震補助制度が利用できません
なぜかと言えば、小屋裏を補強しても耐震診断の構造評点が上がらないからです。
羽子板がない小屋裏に羽子板を付けるなどの補強は考慮されますが
”梁が下がっているを補強” ”荷重を分散” ”束、梁の補強”などは個々の経験や知識、技術なので
単純に計算したり、マニュアル化することが非常に困難です。
小屋裏補強はやる業者も少ないかと思います。
夏場はサウナのように暑くて
足場が悪い上に簡単に天井を壊してしまうのでリスクも高いです。
建築、大工の知識も必要とする上に補助制度も使えない
使えてもリフォーム補助制度くらいですね。
住宅耐震補強をして小屋裏補強が必要なのに行わず、
地震があって、もし小屋裏が崩れたら補強した意味がないですよね
これからも大路工務店で耐震補強する時は小屋裏もチェックしますので宜しくお願いします。
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